低学年で大事にしたいこと①
忙しさもあるのですが、なぜか、このブログを書くことができずでした。
さて…現在の私は、低学年を研究&実践しています。
長いこと高学年を持っていたのですが、高学年から始めるともう遅い!と思う経験も多々ありました。だから、というわけではありませんが、ここ近年低学年を受け持っていて、大事にしていること、思ったことを少しまとめておきたいと思います。
今、一番思っていることは、
「大人が子どもの成長の蓋をしている」
ということです。
そして、大人は子どもに蓋をしていることに気づいていないのです。
気づいていない、というより、大人が良かれと思ってやっていることが、子どもの成長に蓋をしているということです。
これは、子どもにはまだ難しいだろう
これは、この順番でさせた方が良いだろう
理由は様々です。でも、、それが、子どもの興味関心を削ぎ、子どもの学びを縮こませているのです。
私がそれに気づいたのでは、1年生で係活動や掃除当番をやめ、「ひとしごと」としたときです。
この「ひとしごと」は、フレネ学校(フランスにある学校です)でいうところの「イニシアチブ」という活動です。
「イニシアチブ」は、一口に言えば「率先活動」です。
クラスやみんなのためになる、と思うことを、どんどんやる、という活動です。
4月から、この取り組みを始めていますが、係がなくても困ることなく、取り組めています。
時が経つにつれ、徐々に子どもたちが「これは必要だ」と共通了解をしているものもでてきますし、「よくそのしごとを見つけたなぁ」というものが現れては消えていくものもあります。
そうしていくうちに、子どもたちが毎日必要なしごとと時々でいいしごとが分かっていきます。
一つ言えるのは、係や当番をきめるよりも柔軟に、その時の必要性を子どもたち自身が判断したり、時には私からお願いしたりしながら、取り組めています。
2学期終業式の日、大掃除をしたのですが、子どもたちがどんどん動くので、私のしごとはあまり多くなく、子どもたちの動きに足りないものや普段はやらないイレギュラーなことだけ、声をかけるだけですみました。
すごいなぁ、と感心してみていました。
こうしたクラスのしごとも、子どもたちがたくさんのトライ&エラーをしながら活動することが大切だと思います。